制度の解説 / How it works
オーストラリアの大学のしくみ
日本の大学と仕組みが違います。とくにFoundation Studiesとディプロマからの編入は、日本にない制度なので分かりにくいところです。 図で順に見ていきます。
資格は10段階に整理されている(AQF)
オーストラリアでは、すべての資格が AQF(Australian Qualifications Framework)という枠組みで1〜10の段階に置かれています。どの大学で取っても、ディプロマは5、学士は7、修士は9です。大学によって段位が変わることはありません。
- 10博士Doctoral Degree
- 9修士Master's Degree
- 8学士(優等)/大学院サーティフィケート/大学院ディプロマBachelor Honours / Graduate Certificate / Graduate Diploma
- 7学士Bachelor Degree
- 6アドバンスト・ディプロマ/準学士Advanced Diploma / Associate Degree
- 5ディプロマDiploma
- 1〜4サーティフィケート I〜IVCertificate I〜IV
Foundation Studies は「大学の前」に置く1年
日本の高校を出ただけでは、オーストラリアの大学に直接出願できないことがあります。 学年の数え方が違い、現地の生徒は Year 12 まで進むためです。その差を埋めるのがFoundation Studies(進学準備課程)です。
Foundation Studies は学位ではありません
AQF の段位が付きません。CRICOSに登録されている大学のFoundationコース26件のうち25件が「Non AQF Award(AQF対象外)」として登録されています。 修了しても資格にはならず、大学の1年次に進むための課程という位置づけです。
- 大学のFoundationコース
- 26件
- CRICOS登録・現行
- 標準的な期間
- 1年
- 17週〜152週まで幅があります
- AQFの段位
- なし
- 学位としては扱われません
学士にたどり着く3つの道
同じ学士号でも、入り方が3通りあります。かかる年数と、必要な英語力が変わります。
① 直接入学Direct entry
合計およそ3.1年
② Foundation からFoundation pathway
合計およそ4.1年
③ ディプロマからDiploma package
合計およそ3.1年
単位認定は自動ではありません
ディプロマが学士の何年分として認められるかは、大学とコースごとに違います。「1年分」と決まっているわけではなく、半年分のこともあれば、認められないこともあります。 出願前に、その大学の公式ページで認定の範囲をご確認ください。当社でも確認をお手伝いします。
学位ごとの期間の目安
CRICOSに登録されている現行コースの中央値です。コースによって前後します。
ディプロマ
Diploma
1年
306件・35大学
学士
Bachelor Degree
3.1年
3064件
学士(優等)
Bachelor Honours
4年
1361件
修士
Master's (Coursework)
2年
2817件
出典:オーストラリア教育省「CRICOS」(data.gov.au)/Creative Commons Attribution 2.5 Australia。中央値は本サイトによる集計です。